なぜそうなるか
NISAの「つみたて投資枠」と「成長投資枠」は何が違う?金融庁の原文で確かめました
NISAを始めようとして、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つが出てきて止まった方は多いと思います。
どちらか選ぶのか、両方使えるのか。使えるとして、いくらまでなのか。調べると説明サイトがたくさん出てきますが、書いてある数字が微妙に違うこともあります。
そこで今回は、金融庁のページに実際に書いてある数字だけを並べていきます♪
つみたて投資枠と成長投資枠、それぞれいくらまで?
2つあるけど、どっちか選ぶの?
選ばなくて大丈夫です。両方 同時に使えます。
金融庁のページには、こう書かれています。
つみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能!
つまりどちらかを選ぶ制度ではありません。両方の枠を、同じ年に使えます。
金額はこうです。
| 枠 | 年間で使える額 | 前の制度と比べると |
|---|---|---|
| つみたて投資枠 | 120万円 | つみたてNISAの3倍 |
| 成長投資枠 | 240万円 | 一般NISAの2倍 |
| 合計 | 360万円 | — |
原文はこうです。
つみたて投資枠がつみたてNISAの3倍の年間120万円、成長投資枠が一般NISAの2倍の年間240万円に拡大され、併用により合計で年間360万円まで拡大しました
一生で使える総額には、別の上限がある
年間の枠とは別に、一生で使える総額の上限があります。
非課税保有限度額が新たに設けられ、1,800万円が上限となりました
この1,800万円が、いわゆる「総枠」です。
そして、ここに注意点が1つあります。
つまり成長投資枠だけで1,800万円を埋めることはできません。 成長投資枠で使えるのは最大1,200万円で、残る600万円以上は、つみたて投資枠で使うことになります。1,800万円ですが、成長投資枠はそのうち1,200万円が上限となります
そもそも、NISAだと何が変わるの?
「非課税」って、どのくらいの話?
通常なら約20%かかる税金が、かからなくなります。
金融庁のページには、NISAの外での扱いがこう書かれています。
そしてNISAの口座では、その売却益・配当・分配金が非課税になります。売却して得た利益や受け取った配当に対して約20%の税金がかかります
たとえば10万円の利益が出たとき、通常なら約2万円が税金として引かれます。NISAの口座なら、その約2万円が手元に残る、という差です。
いつまでの制度なの?
以前のNISAには「〇年まで」という期限がありました。いまは違います。2024年1月から始まったNISA制度は恒久化されました。
誰が口座を作れるのか
何歳から作れるの?
年齢のほかに、日本国内に住んでいることが条件に入っています。日本国内に住んでいる18歳以上の方ならどなたでも開設できます。
つみたて投資枠で買えるものは、決まっている
つみたて投資枠には対象商品が定められています。金融庁のページにも「つみたて投資枠対象商品」という項目があります。
何でも買えるわけではなく、一定の条件を満たした投資信託などに絞られているという形です。具体的にどの商品が対象かは、金融庁が公表している対象商品の一覧に載っています。
2つの枠の使い分けは、制度からは決まらない
ここまでが、金融庁のページに書いてある内容です。
「どちらをいくら使うべきか」は、制度の側には書かれていません。 年間の上限と、総枠の上限と、対象商品の範囲が決まっているだけです。その内側でどう使うかは、それぞれの事情によります。当サイトは、その判断の材料になる制度の数字を置いておく場所です。
・つみたて投資枠 年120万円/成長投資枠 年240万円/併用で年360万円
・総枠は1,800万円。うち成長投資枠は1,200万円まで
・つみたて投資枠だけで1,800万円を使うことはできる
・NISAの外なら、利益に約20%の税金
・制度は恒久化されている
出典
- 金融庁「NISAを知る」 https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/index.html (年間投資枠・非課税保有限度額・恒久化・課税の扱い)